09 勉強をする

※お越しいただきありがとうございます。
このブログは、息子が統合失調症を発症してからの記録です。第1章から、順にお読みいただくと、経過がわかりやすいかと思います。


発症から1年10ヶ月。
大地は、勉強を始めた。
警察官試験を受けたいという事だった。
1日2時間程度だけれど、警察官の試験問題集を開いて、
「覚えられね~」と言いながら、頑張っていた。
発症当初、警察官が出てくる妄想があったから、これまでも、大地は時々、
「警察官になる。自分を待っている人がいるから。」という話をしていた。
男性恐怖症の女の子がいたということは、妄想だと気づいたようだったけど、警察官の方は、妄想だということがまだわかっていないんだろうか…。
以前の大地は組織犯罪にかかわる部署で働きたいのだと言っていた。
これも、妄想でヤクザが出てきていたから、関連してそうなっていたのだと思う。
大地に聞いてみた。
なんで警察官になりたいの?
「う~ん。なんでだったかな…。」
大地は、本当にわからないというような不思議そうな顔をしてしばらく考え込んでいた。
公務員で給料もいいし、オレ走るの早いし、力があるから、そういう仕事が向いてるんじゃないか…。
やっと出てきた答えは、そんな感じだった気がする。
こだわって、どうしてもなりたいという割には、そんな雰囲気の理由だったから、たぶんまだ妄想も関係しているのだろうなとは思った。
警察官で統合失調症の人はいるだろうか。。。
おそらく、試験に合格し、仕事をしながら発症した人はいるかもしれない。
けれど、統合失調症という病気でありながら、試験に合格した人はいないのではないだろうか。
そして、万が一試験に合格しても、当直などがあり、ストレスと不規則な生活を強いられる仕事は、この病気の人には向かないのではないだろうか。
ただ、警察官の受験要綱には、「精神障碍者には受験資格はない」とは書かれていない。もちろん、そんな事を書いたら人権問題になるだろう。
 試験は受けられる。けれど、試験前のストレスで、再発してしまうんではないか?
ダメだった時に、不合格だった時に、大地がどんなふうに傷つくのか…。
そんな事を考えると怖かった。
けれど、本人がやりたいと言うのを、止める権利が私にあるだろうか。
「やるだけやってみな!」
大地には、病気を理由に、色んなことを諦めてほしくなかった。
不合格でも、ダメでもともとじゃないか。
試験を受けたい理由が、妄想だったとしてもいいじゃないか。
結果ではなく、そこまでの道のりで努力したことに価値がある。
いつか、大地もその事に気づくと思う。
勉強すると言って机に向かいながらも、まったく集中・記憶できず、2時間かけても問題集の1ページの半分程も進まないらしい。
認知機能がまだ回復していないのだ。
けれど、大地は新しい一歩を踏み出した。
「がんばりなー」
私は、大地が警察官試験を受けることを応援することにした。

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