01 寝て過ごす

※お越しいただきありがとうございます。
このブログは、息子が統合失調症を発症してからの記録です。第1章から、順にお読みいただくと、経過がわかりやすいかと思います。


発症から丸1年が経過した。

高校を卒業して、大地は本格的に寝て過ごせるようになった。

毎日毎日、寝て過ごす。食べる、風呂に入る以外は、寝て過ごす。それが、大地の場合は、脳を休ませる最善の過ごし方かなと思った。

陽性症状のある時の脳は、車のエンジンがオーバーヒートした状態に似ていると思う。

オーバーヒートは、車のエンジントラブル。エンジンを無理させて使い続けたことや、エンジンの冷却性能やオイル系統の不具合でおこる。

脳も同じ。

無理して働かせすぎたことや、神経伝達物質や脳の海馬や前頭葉などの不具合でおこる。

車のエンジンがオーバーヒートしたら、車を止めて、冷却しなければならない。

脳がオーバーヒートした状況なら、できる限り脳に刺激を与えず、安静にしなければならない。

車は、オーバーヒートしたことに気付かず、そのまま走り続けた場合、走行中にエンストを起こしたり、故障して修理に出さなければいけなくなる。

脳も、前駆症状に気付かずに活動をし続けたら、悪化して、陽性症状が出たり、場合によっては入院になるのかもしれない。

息子は、陽性症状が治まらないうちに退院し、高校に通った。車でいうと、オーバーヒートを気にしながら、そろりそろりと走らせていたような感じ?

そして以前、最初の主治医から言われていたこともあった。

例えば、骨折をしたら、最初は安静。そこで無理して走ったりすると、悪化して治りが悪くなる。

統合失調症も同じ。発症したら、最初は安静。そこで無理すると、悪化する。

この例えだと、大地が高校へ通ったことは、骨折したことが分かっているのに、折れた骨をいたわりながらも、歩かせていた感じだろう。

だから、高校を卒業できて良かったという思いと同時に、やっと休ませてあげることができる…と、ホッとした。

薬の作用か副作用か。病気の症状か。

全部かもしれないけれど、見事に大地は寝て過ごした。

それでも私は言い続けた。

「ちゃんと寝てた?」「眠れなかったらゴロゴロしてなさーい」「ココア(我が家の飼い犬)と同じようにゴロゴロ!」

私は、明るく楽しい雰囲気になるように言った。

「いいねー  幸せだね〜♪

一生の中で、こんなに寝てばっかりで褒められることなんて、まず無いよ。

統合失調症になったおかげだね♪」

息子は「おぉー」と応えてニヤッと笑った。


統合失調症のLINEグループがあります。

家族のLINEグループ、当事者のLINEグループ、雑談のグループなど、他にも色々あります。

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コメント

  1. もも より:

    初めまして。統合失調症を検索していてこちらのブログにたどり着きました。
    弟が発症して15年以上経ちます。当時、家族全員訳がわからず、どうしていけばいいのか、何をしてても涙が流れていた当時を思い出しました。年月が流れて、少しずつ当時の記憶が曖昧になりつつありますが、森の民さんは3年前の事を振り返りながら書いてらっしゃるという事で記録を残すという意味では、当時の記憶もまだはっきりしていて、当時の気持ちを整理しながら書かれている事が本当によく伝わりました。本当に当時はそれどころでは無いですよね。
    心の病気〔脳の病気〕は、画像確定や血液検査をして数値化されるものがあるわけでは無いですし、周りが異変や違和感を感じたとしても本人は当たり前の生活があり、おかしいとは思わないから本当に難しいですよね。でもきっと本人も苦しさや辛さ、周りに対してのはがゆさがあって。振り返ると、あの時のあの言動とか、いや、もっと前だったのかなーとか。私達家族の場合は実際病院に行くまでも、正式な病名がつくまでも時間を要しました。
    病院やお薬など本人に合うまでこれで大丈夫なのか、かといって治るんであれば、できれば人に知られないように済ませたい〔ここが一番厄介な所で世間体、偏見を気にしてしまう〕結論なんて出ないですよね。気持ちも上がったり下がったり、泣いたり笑ったりです。
    完治は難しい病気ですが、本人がしっかり毎日服薬する事や、自身で体調が思わしく無い時は無理せず休む事などを自分自身で理解する事だと思います。そこに至るまでこれまた時間がかかりましたが(^_^*) 短な病気ですと糖尿病や高血圧のお薬を毎日服薬する事と同じですし、病気の知識を正しく理解する事も大切ですよね。
    色々ブログを読ませていただいていますが、初めてブログにコメントしてみました(^_^)
    初めましてで長い文になってしまいましたが、ちゃんと届いているかなー
    これからもブログ読ませて下さい。
    よろしくお願いします。森の民さんもお身体くずされませんように。

    • 森の民 より:

      ももさん、コメントありがとうございます。

      3年でも、記憶や気持ちはあいまいになっており、当時の殴り書きのようなメモを読み返しながら書いています。

      >心の病気〔脳の病気〕は、画像確定や血液検査をして数値化されるものがあるわけでは無いですし…

      そうなんですよね。そこが、他の病気と違って難しいところで、医師を信頼できなくなる一つの要因かなと思います。

      >本人がしっかり毎日服薬する事や、自身で体調が思わしく無い時は無理せず休む事などを自分自身で理解する事だと思います。

      おっしゃる通りです。実は今、息子にそういった話をしています。病気だと言う感覚がない所を、どうやって脳の不調を意識させるのか…これも、随分先になりますが、書きますね。

      >病気ですと糖尿病や高血圧のお薬を毎日服薬する事と同じですし、病気の知識を正しく理解する事も大切ですよね。

      実は私も、薬や病気の事について、糖尿病と変わらないのだということに行き着きました。統合失調症が脳の病気だと理解してから、ずいぶん気持ちが楽になりました。それについても、今後書いていこうと思っていますが、自分が納得出来ても、残念なことに、世間はそのようには考えません。

      そこでまた、行き詰まるんですよね。

      私も最初は、そういった世間の人たちと同じだった。だから、あんなに辛く悲しかった事をブログで
      書きました。
      でも、少しづつ病態を理解することで、自分は変われるし、むしろ、100人に1人いるはずの統合失調症患者が、なぜこんなに周りにいないのか…?

      本当はいるはずです。でも、私のように言えないでいる。世間が理解していないから、偏見を持っているから、公表する事が不安になります。

      統合失調症の家族の方だけでなく、全ての人が、糖尿病や高血圧と同じくらい、病気に対する理解が深まれば良いなあと思います。

      ももさんは、すでに病気を受け入れ、向き合っていらっしゃるんだなと感じました。
      私もがんばります。

      コメント、嬉しかったです。
      ありがとうございました。